2009年9月16日 (水)

ブンブンのこと

月刊コミックブンブンが休刊してしまいました。

創刊号から3年数ヶ月の間お仕事させて貰っていました。献本も去年10月のリニューアル前までは頂いてまして、その後は読みたいのでふつーに買ってたんですけどね。
読者としても好きな雑誌だったので残念ですが、まあこの大不況ですから、特に出版業界はね。紙の高騰とかも相まってぱねえっすからねえ…。世知辛いねえ。とライブオンのセチガライノも泣いてるぜ。

まあ内部ではまだネットには流さないでね程度の箝口令は敷かれていたようですが、関係者に知り合い何人かいるんで、口には出さないまでも、急に他の仕事入れたりする人やオリジナルのネーム描き始めたりする人がいたりしたので(^_^;)「!?」とは思ってましたけどね。
まだ聞いてはいけない空気も感じたので、発売日までは核心に触れることはこちらもしませんでした。

こうなってみて改めて創刊当時のことを思い出すのですが、私は漫画家としてではなくイラストレーターとしての参加だったので、編集部の担当者と外注の編プロの担当者、時にはレイアウトのデザイナーとも連絡を取り合ったり多人数で打ち合わせすることもあり、記事ごとに担当者が違ったりすることもあって、大勢の人と一緒に仕事をしているという感覚がありました。

まあ今だから言える話ですが創刊号巻頭の特集記事で紆余曲折がありまして、描いた絵が全部本に載らないことになり(土壇場での大御所の鶴の一声が原因なので(^_^;)原稿料は全額いただきました。やさぐれて「こんなんあぶく銭じゃー」って言って使っちゃったなー(^_^;))校了間近のものが振り出しに戻されて編集さんたちはへとへとで、当時は辛い目にもあったけど、危機に瀕して生まれる仲間意識のような物もあり、あれはあれでその後の仕事を良くしていく上で役に立ったのかも知れないなと思ったりもします。

ブンブンは千代田OBの作家が何人かいるので、編集部の皆さんが毎年恒例の歩展に顔を出してくれてました。今は創刊当時の編集さん達は多分一人も残ってないですが、去年も今の編集さん達が何人か来てくれてましたし、創刊当時の方も来てくれました。今年も遊びに来て欲しいですね。みんなバラバラになっても来年も再来年もね。今年は12月ですよ。

良く内情を知らないでブンブンと千代田漫画科が繋がってるみたいに言う人が一時期いましたが、それは間違いです。創刊当時に千代田OBが多かった理由は、副編集長がネットでリンクをたどって作家捜しをしたときに、お互いリンクを貼り合っている我々のリンクループにはまってしまったからでして、創刊数年後に連載を始めたりデビューしたりした人たちは全く別口で「なんでブンブンに来たのー?」とか聞いちゃった位ですから。

まあそれだけ千代田OBが業界に多いって事かな。余所の雑誌にも実は結構いるのよ。今は無きボンボンにも一時期結構いたし、コロコロ系にも私の同級生いますから。少女誌のあの人も、青年誌のあの人も実はそうだったりなのよ。

話ずれたけど、ブンブン無くなってもライブオンのカードは次も出るし、大会予定も来月いっぱい発表になってるし、そっちはまだ遊びます。カードが手元にある限り遊べるもんね。

あいやーちゃんのライブオン漫画の続きがもっと見たかったけど、ゾロリも怪談も花子さんもみんなもっと読みたかったけど、ブンブンで描いていた皆さんの次のステップに期待して、余所で新作を見つけたらそれぞれ応援したいと思います。

編集部の皆さんも最近は「マンガ描こうよ!」の取材やらライブオンの大会やらでお世話になりました。
とりあえずお疲れ様。またお世話になるときはよろしくお願いします。

2006年7月28日 (金)

本が出ました

Juku 本が出ました。
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『パース塾~いちばん簡単な遠近法講座~』
椎名見早子・著
7月25日発売
B5判/128頁
発行:山海堂 税込1365円
ISBN4-381-08605-8

全国書店はもちろん各オンライン書店でも購入できます。
◎山海堂のHP
http://www.sankaido.co.jp
でも即買えます。
初心者にも分かりやすくて、ある程度分かった人には時々迷ったら見返してもらえる本にしようと頑張りました。
パースを学ぶならとりあえずはこの一冊!
と言う本になって欲しいと思っています。

メダロット

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遠近法の本

  • かげつ: 【なぞって上達!マンガ背景・パース】
    良い本です。なにしろ作例がきれい。著者はアニメの背景美術をなさっている方だそうです。消失点が近いために歪んだ絵が多いのは説明しやすくするために仕方ないところ。(人ごとではないのでわかります(T^T)。)魚眼やわざと歪ませるなどレベルの高い話も出てます。ただ冒頭の「2次元の絵が3次元になる」というところは構成上無理のある絵を描かざるを得なかったようで、ここはシンプルな絵で行かないとつらかったですね。箱なら成り立つんだけど箱にはしたくなかったんでしょう。残念なので星4つ。 (★★★★)
  • 椎名見早子: 【パース塾3 構図編】
    新刊です。宣伝をかねて星5ヶで(^_^;)。 (★★★★★)
  • 林晃(ゴー・オフィス): 【スーパーパースデッサン】
    キャラ絵の背景を描こうというアプローチの仕方が面白いです。厚いですがこれ一冊だけで済むと言う本ではないと思うので、もう一冊増殖の描き方がちゃんと載ってる本はあった方がいいと思います。載ってはいますが裏技が本則のように思えてしまう書き方なのが不安なので。漫画を描きたい若者には取っつきやすいと思いますが、作例のチェックが甘いようで、添削したくなる物もあるので要注意です。 (★★★)
  • 中山繁信: 【勝手にパース検定】
    建築パース系の本なのですが、パースクイズといった趣で、5級から1級までの問題があって、めくると解説と答えが出ているという構成の本です。ゲーム感覚でパースの勉強になる「やられたな!」と思わせてくれる楽しい本です。学生たちにこの本の問題を出してみようと思います。 (★★★★★)
  • 鶴岡考夫: 【スーパーデッサン人物パース編】
    いい本です。面白いです。さすがです。 なるほどこうやって教えればわかりやすいよなあ、と思えるところが沢山あって、教え方の点でも大変勉強になりました。 ルーミスがいいのはもっともだけど、人物がらみは国産ならこれがお勧め。 (★★★★★)
  • 椎名見早子: 【パース塾2】
    「パース塾」の続編です。前の本で書けなかった、引き戸やドア、影などのことが載ってます。今度は室内編といってもいいかも。 (★★★★★)
  • A・ルーミス: 【初めてのイラスト教室】
    あの「やさしい人物画」のルーミス様のパースの本!と言っても過言ではないくらい、遠近法の事にページが割かれています。さすがにいい本です。特に影の所が私はお気に入り。 (★★★★★)
  • ケーズアート: 【パースの描き方】
    …ごめんなさい。この本を作った方々は一生懸命作ったんだと思います。でも…あまりお勧めできません。 あまり言い切り型の文章は危険だということは学べましたが…。 (★)
  • 小林七郎: 【アニメーション美術】
    「パース塾」で最初の方に定型のものにパースが発生すると書いちゃってますが、実は不定形でもあります。ごめんなさい(^_^;)。あの段階ではそういった方が理解しやすかろうと言うことで…。 影を描こうと思うと不定形でもパースが必要。定型物に置き換えて考えると良いわけよ。その辺が分りやすい本だと思います。 (★★★★)
  • 菅野博士: 【快描教室】
    「コミッカーズ」の連載を集めた本です。図版は2色で分りやすいし、対談形式なのも読み物として面白いと思います。 パースに関連した事もそこここに登場します。マンガ描きさんにとって取っ付きやすいと思います。 (★★★★)
  • アニメ6人の会: 【アニメーションの本】
    動く絵を描く為にパースは必要。パースがつくから動きのタイミングがこうなる?アニメでのパースはこんなところに生きているのね。直接パースについて書かれているのはほんの少しですが、アニメ畑の人でなくても分りやすい本です。 (★★★★)
  • 黒田正巳: 【空間を描く遠近法】
    技法書ではありません。前半は絵画の歴史を遠近法視点で見て行きながら、遠近法の理解を深めて行ける展開で、中盤以降は幾何学や視覚的な観点から遠近法が語られます。決して易しい本ではないけれど図版も多くて盛りだくさんで、日本の絵の遠近法の事も書いてあるし、私は好きです。かなり高価ですがこれだけの内容なら納得です。 (★★★★★)
  • 辻茂: 【遠近法の発見】
    小さい本でびっくりしました。でも内容は濃いです。濃すぎて正直言って理解するのに努力を要します。絵画の遠近法理論の本と言ったらいいのでしょうか。先人たちの理論を時間軸にそって紹介しています。 高価で難しいですが、理論を知りたい向きには有意義な本だと思います。「天使の遠近法」というちょっと素敵なネーミングの理論も興味深いです。 (★★★)
  • P・メッツガー: 【初めて学ぶ遠近法】
    こんないい本があるのを最近まで知らなかったなんて申し訳なさでいっぱいです。でも知っていたら「パース塾」は出来なかったかもしれないので、知らなくてよかったかも(^_^;)? まさに絵描きの為の遠近法の本です。絵描きのパースはこれでいいんだと思います。初心者向きです。 (★★★★★)
  • 山城義彦+山城デザインスタジオ: 【現代パースの基本と実際】
    建築パースの本ですが、私がアマチュア時代に書店でいろいろ見て一番分りやすかったのがこれでした。末永く側に置いておきたい一冊です。資料としても価値ありです。 (★★★★★)
  • A・ルーミス: 【やさしい人物画】
    言わずと知れた、絵を描く人の為の定番ですね。持っていて絶対損はありません。人物のパースについても分りやすく描かれています。ジョンとメアリーをお忘れなく。 (★★★★★)
  • 湖川友謙: 【アニメーション作画法】
    アニメの技法書ですが、分りやすくパースを説明しています。「空間パース」の項目などはかなり感覚的なのですが、それだけに絵を描く人には役立つのではと思います。 (★★★★)
  • D・チェルシー: 【パース!マンガで分る遠近法】
    良い本です。「パース塾」を理解できたら次はこれをオススメします。 視錐や視心についてもわかりやすく書かれているので、感覚的でなく図法として正確に描く方法を知りたいと言う人にも答えられる本だと思います。 ただ翻訳本ゆえの難解さがあるのが残念です。 (★★★★★)
  • 椎名見早子: 【パース塾】
    手前味噌ですが、初心者向けでは今現在一番分りやすいと自負しております。 この本に書かれている事が実践できれば、とりあえずマンガの背景を描くには困らないかと思います。チェルシー氏の「パース!」を読む前に読んでおくと良いと思いますよ。 ページの都合上と、当初「街並を描く」事に特化した企画だったので、窓や一点透視の二支点のこととか学校では教えてるけど載せてない事も多々あります。その辺は次作で…と言う事で。 あと言い訳をさせてもらうと(^_^;)、カバー絵のパースラインがずれているのは、うちのと編集部のとIllustratorのバージョンが違ったせいなんです(;_;)。 (★★★★★)
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