« 春なので春にしました | トップページ | 新刊です »

2008年3月23日 (日)

パクられた!

Pakuri_t_2 『パース塾』『パース塾2』無事再版されました。今日書泉ブックタワーで盛大に平積みされているのを見て感無量でございます(T^T)。積みの乱れを直したりしちゃいましたよ。めでたいめでたい嬉しいことです。
しかーし!こんな本も出てました。敢えて著作権を無視して画像載せます。美術出版社の『激マンシリーズ12ぐんぐん上達するコミックイラスト入門』という本です。奥付には2008年2月15日発行となっています。この本の中に「パースの基礎」という記事がほんの4ページ載ってるのですが…問題は後半の2ページです。

Pakuri_2

で、こっちが「パース塾」の37Pと46P。
Moto1_3 Moto2_2
どう思いますこれ?
3点の方は少し変えてますけど、2点のマンションの絵は明らかにトレスしてます。もしかして鉛筆線かサインペンでしょうか。もったりした線です。しかも塀の左側、描き忘れあるし(^_^;)。

何考えてるんでしょうね。参考にしていただくのは大変有り難いですが、これは参考の域を明らかに超えてます。こんな仕事して恥ずかしくないんでしょうか。編集者は気づいてないのか、分かってて描かせたとしたら最悪です。

どうせ版元倒産で廃刊になった本だからわかりゃしないと思ったんでしょうか。
愛読者カードが入っていたら、きちんと実名で書いて送りつけてやろうかとも思ったんですがついてないのね。美術出版社って。
『コミッカーズ』では以前仕事させて貰ったし、書籍化して貰った記事もあるし、こんな恥ずかしい本を出すとは思ってませんでした。別に使用料よこせとか言うつもりはないけど、せめて読者の一部にでも知って欲しいので、普段ならクローズな掲示板とかでしか書かないタイプのネタですが、敢えてオープンなブログに書くことにしました。

…ん?
(以下引用)背景や人物のアングルなどを…(中略)…この激マンシリーズ9で、そのパースについての流れを解説しているので参照して欲しい。(引用終わり)

まさか、9ではもっと盛大にパクってたりしないよな…。チェックしなくちゃ。

« 春なので春にしました | トップページ | 新刊です »

仕事」カテゴリの記事

コメント

愛読者カードって・・・
ブログに書くだけで美術出版に抗議するつもりはないのですか?するべきだと思いますが。

<ななこさん
コメントありがとうございます\(^O^)/。

そうですねー。抗議するとしたら廣済堂出版を通して美術出版社に対して抗議するのがきちんとしたやり方だと思います。(コミッカーズに昔の担当さんが残ってればその人に言えばいいんだけど、移動したり他社に行ったりだしね。)
ちゃんと抗議するとなると、どうして欲しいのかを明確にしなきゃならない。まあ常識的なところでは、重版時に図版の差し替えをするよう求める。自社HPに謝罪文を載せるよう求める。てなところでしょうか。
でも実際やるとなると結構面倒なんですよ(^_^;。エネルギーいるんです。不快な思いも色々しなくちゃならなくなるし、版元を巻き込むことにもなる。
こっちは悪くないんだけど、頭下げなきゃならないところが出てきたり、世間というのはとかく面倒です(^_^;。

実はこういうのって、情けない話なんですが良くあるんですよ。漫画なんかだと先生は気づいてないところでアシスタントが他の漫画家の漫画を「参考」にしてるつもりで「模写」しちゃってるなんていうのは日常茶飯事といってもいい。時々あまりにも派手にやりすぎて読者に気づかれると騒ぎになりますけどね。

まあ実際問題として重版時差し替えが可能かというと、改訂版とかにならければ無理というのがおおかたのところでしょうし、第一この本重版されるほど売れるの?というのもある。技法書なんて今はブームですが、売れてる本と言われたって実売一万ちょいがせいぜいです。初版5千部(3千もあると思う)で重版かからずは普通です。

出来ればこの本を作った人たちには恥じ入って欲しいんですが、そのうち身近な人に「これってそっくりだよね」って言われるとか、「ネットでパクリだって言われてるのどこ?」ってきかれてギクリとするくらいでもいいんじゃないかなとも思うんです。愛読者カードって言うのも、実名で「あの絵ってパース塾そっくりですよね。」って書いて送ったら著者からだって気づくかどうか試してみようかっていうのが実のところでして…腹は立ってるんですけど、職業柄二,三歩離れて状況を見て楽しむと言う癖があるので、ついついどうしたら面白いかとかで先の展開を考えてしまうんですね。

正直、パクってもらえたのは名誉なことと思ってる部分もあったりするし、裏腹ですが(^_^;。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 春なので春にしました | トップページ | 新刊です »

メダロット

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

遠近法の本

  • かげつ: 【なぞって上達!マンガ背景・パース】
    良い本です。なにしろ作例がきれい。著者はアニメの背景美術をなさっている方だそうです。消失点が近いために歪んだ絵が多いのは説明しやすくするために仕方ないところ。(人ごとではないのでわかります(T^T)。)魚眼やわざと歪ませるなどレベルの高い話も出てます。ただ冒頭の「2次元の絵が3次元になる」というところは構成上無理のある絵を描かざるを得なかったようで、ここはシンプルな絵で行かないとつらかったですね。箱なら成り立つんだけど箱にはしたくなかったんでしょう。残念なので星4つ。 (★★★★)
  • 椎名見早子: 【パース塾3 構図編】
    新刊です。宣伝をかねて星5ヶで(^_^;)。 (★★★★★)
  • 林晃(ゴー・オフィス): 【スーパーパースデッサン】
    キャラ絵の背景を描こうというアプローチの仕方が面白いです。厚いですがこれ一冊だけで済むと言う本ではないと思うので、もう一冊増殖の描き方がちゃんと載ってる本はあった方がいいと思います。載ってはいますが裏技が本則のように思えてしまう書き方なのが不安なので。漫画を描きたい若者には取っつきやすいと思いますが、作例のチェックが甘いようで、添削したくなる物もあるので要注意です。 (★★★)
  • 中山繁信: 【勝手にパース検定】
    建築パース系の本なのですが、パースクイズといった趣で、5級から1級までの問題があって、めくると解説と答えが出ているという構成の本です。ゲーム感覚でパースの勉強になる「やられたな!」と思わせてくれる楽しい本です。学生たちにこの本の問題を出してみようと思います。 (★★★★★)
  • 鶴岡考夫: 【スーパーデッサン人物パース編】
    いい本です。面白いです。さすがです。 なるほどこうやって教えればわかりやすいよなあ、と思えるところが沢山あって、教え方の点でも大変勉強になりました。 ルーミスがいいのはもっともだけど、人物がらみは国産ならこれがお勧め。 (★★★★★)
  • 椎名見早子: 【パース塾2】
    「パース塾」の続編です。前の本で書けなかった、引き戸やドア、影などのことが載ってます。今度は室内編といってもいいかも。 (★★★★★)
  • A・ルーミス: 【初めてのイラスト教室】
    あの「やさしい人物画」のルーミス様のパースの本!と言っても過言ではないくらい、遠近法の事にページが割かれています。さすがにいい本です。特に影の所が私はお気に入り。 (★★★★★)
  • ケーズアート: 【パースの描き方】
    …ごめんなさい。この本を作った方々は一生懸命作ったんだと思います。でも…あまりお勧めできません。 あまり言い切り型の文章は危険だということは学べましたが…。 (★)
  • 小林七郎: 【アニメーション美術】
    「パース塾」で最初の方に定型のものにパースが発生すると書いちゃってますが、実は不定形でもあります。ごめんなさい(^_^;)。あの段階ではそういった方が理解しやすかろうと言うことで…。 影を描こうと思うと不定形でもパースが必要。定型物に置き換えて考えると良いわけよ。その辺が分りやすい本だと思います。 (★★★★)
  • 菅野博士: 【快描教室】
    「コミッカーズ」の連載を集めた本です。図版は2色で分りやすいし、対談形式なのも読み物として面白いと思います。 パースに関連した事もそこここに登場します。マンガ描きさんにとって取っ付きやすいと思います。 (★★★★)
  • アニメ6人の会: 【アニメーションの本】
    動く絵を描く為にパースは必要。パースがつくから動きのタイミングがこうなる?アニメでのパースはこんなところに生きているのね。直接パースについて書かれているのはほんの少しですが、アニメ畑の人でなくても分りやすい本です。 (★★★★)
  • 黒田正巳: 【空間を描く遠近法】
    技法書ではありません。前半は絵画の歴史を遠近法視点で見て行きながら、遠近法の理解を深めて行ける展開で、中盤以降は幾何学や視覚的な観点から遠近法が語られます。決して易しい本ではないけれど図版も多くて盛りだくさんで、日本の絵の遠近法の事も書いてあるし、私は好きです。かなり高価ですがこれだけの内容なら納得です。 (★★★★★)
  • 辻茂: 【遠近法の発見】
    小さい本でびっくりしました。でも内容は濃いです。濃すぎて正直言って理解するのに努力を要します。絵画の遠近法理論の本と言ったらいいのでしょうか。先人たちの理論を時間軸にそって紹介しています。 高価で難しいですが、理論を知りたい向きには有意義な本だと思います。「天使の遠近法」というちょっと素敵なネーミングの理論も興味深いです。 (★★★)
  • P・メッツガー: 【初めて学ぶ遠近法】
    こんないい本があるのを最近まで知らなかったなんて申し訳なさでいっぱいです。でも知っていたら「パース塾」は出来なかったかもしれないので、知らなくてよかったかも(^_^;)? まさに絵描きの為の遠近法の本です。絵描きのパースはこれでいいんだと思います。初心者向きです。 (★★★★★)
  • 山城義彦+山城デザインスタジオ: 【現代パースの基本と実際】
    建築パースの本ですが、私がアマチュア時代に書店でいろいろ見て一番分りやすかったのがこれでした。末永く側に置いておきたい一冊です。資料としても価値ありです。 (★★★★★)
  • A・ルーミス: 【やさしい人物画】
    言わずと知れた、絵を描く人の為の定番ですね。持っていて絶対損はありません。人物のパースについても分りやすく描かれています。ジョンとメアリーをお忘れなく。 (★★★★★)
  • 湖川友謙: 【アニメーション作画法】
    アニメの技法書ですが、分りやすくパースを説明しています。「空間パース」の項目などはかなり感覚的なのですが、それだけに絵を描く人には役立つのではと思います。 (★★★★)
  • D・チェルシー: 【パース!マンガで分る遠近法】
    良い本です。「パース塾」を理解できたら次はこれをオススメします。 視錐や視心についてもわかりやすく書かれているので、感覚的でなく図法として正確に描く方法を知りたいと言う人にも答えられる本だと思います。 ただ翻訳本ゆえの難解さがあるのが残念です。 (★★★★★)
  • 椎名見早子: 【パース塾】
    手前味噌ですが、初心者向けでは今現在一番分りやすいと自負しております。 この本に書かれている事が実践できれば、とりあえずマンガの背景を描くには困らないかと思います。チェルシー氏の「パース!」を読む前に読んでおくと良いと思いますよ。 ページの都合上と、当初「街並を描く」事に特化した企画だったので、窓や一点透視の二支点のこととか学校では教えてるけど載せてない事も多々あります。その辺は次作で…と言う事で。 あと言い訳をさせてもらうと(^_^;)、カバー絵のパースラインがずれているのは、うちのと編集部のとIllustratorのバージョンが違ったせいなんです(;_;)。 (★★★★★)
無料ブログはココログ

ウェブページ